好きなもの 好きなこと
GWも終わり、なんだか頭の中がまだまだ休みモードの中で「日常の出来事や好きなものについて、ダラダラと書いてみたいなぁ」と唐突に思い立って始めたこのブログ。
僕にとってやっぱり1番初めに思い浮かぶのはやっぱり甲本ヒロトとマーシーについて。
ヒロトとマーシーを初めて見たのは中学1年の時。生ではなくて、何となくレンタルビデオで借りたthe blue heartsのライブビデオ。
最初の印象は「えっ…何この人…大丈夫…?」と恐らく多くの人が受けるであろう印象を持ったのは覚えている。
まだこの時はリンダリンダとかtrain trainとか人にやさしくといった、極々有名な曲を数曲知っている程度で、決してファンとは言えない状態だったし、本当に何となく借りた一本のビデオ。見終わって、それでおしまい。だった。
それから1年ぐらいが経ち、また何となく借りた幾つかのアルバムの中にブルーハーツのCDも混じっていた。そのアルバムがなんだったのか忘れてしまったけど、僕にとっては凄く衝撃的な曲があった。
それが「青空」だった。
僕が持ったヒロトへの第一印象からは考えられないほど静かで、それでいてキレイな歌で(この曲自体はマーシーの作詞作曲だが)、でも奥底にある熱い核のようなモノにロックンロールを感じたのだと思う。(ヒロトが言うところのロッケンロールってやつかもしれない)
この曲については、作られた当時にまだ終わりを迎えていないアパルトヘイト政策を批判したモノだとか、まぁ色々調べればココで書いていこうとした内容なんかよりずっと濃いものが見つかると思うので割愛する。が、何よりも僕が凄いと思ったのは、そうした出来事が起きている正にその時に、この歌を作ったというコトだった。
今では他人の意見とか、あるニュースについての世論なんてものは、少しボタンをいじればすぐに検索出来る。何か大きな出来事が起きてから批判を言う人もいるし、そうした批判の声が大きくなってから「前々から良くないと思っていたんですよ」なんてコトをいうコメンテーターも少なくはない。
自分の意見を出すというコトが、大人になればなるほど責任がついて回ってしまう世の中で、それが有名な人ほど跳ね返りも大きいのに、こうした詩を書いて、リアルタイムで世の中に出していくっていうのは凄いなと中学生の僕は感じた。
こういった部分はマーシーが「死んでからその人のコト褒めるぐらいなら、生きているうちに褒めてあげるべきなんじゃないかなぁ」という旨の発言にもあらわれているんだと今は考えることが出来る。
この曲を聞いて、それからはコイツら(なんてとても偉そうな言い方だが)実は凄い奴で、バカのフリしてるんじゃないかって興味を持ち始めてからもう十数年。
ヒロトとマーシーの好きな曲も増えた。過去の映像やラジオや古い雑誌の記事を探して見て回ったこともあった。2人が影響を受けたであろうバンドや映画・小説といった作品。たくさんたくさん見てきた。
今見ても、聞いてもカッコいいなぁ…って心の底から思ってしまう。
自分がどう生きていくべきかという部分で1番の影響を受けた人物(言葉にするととても安っぽいが…)だから今後も色々書いていくとは思うが、まずはこの辺りで。